未来に向けて常に学び、成長し続ける

Mothers' Earth Spotlight vol.11

田中円香さん

 

2015年に来星し、三歳の男の子、一歳の女の子の子育てに奮闘中。

来星前は、長男を保育園に預け、働きながら家庭と子育ての両立に悩む毎日。

 

主人の転勤のタイミングで、長女の妊娠がわかり、仕事をやめ、シンガポールに来てからは家族が異国での生活を楽しめるようにと心がけて生活しています。現在は、子育て、健康、食について学びながら、母として、女性として、自分自身の生き方を探りながら過ごしています。

 


 

 円香さんは、なぜ子育てについて学ぼうと思ったのですか?

 

私が子育てについて学ぼうと思ったきっかけは、長男のイヤイヤ期と癇癪(かんしゃく)の壁に突き当たった事がきっかけでした。それを機にインターネットで調べたり、本を買って読んだりしました。 

 

 子育てを学ぶことで、心や生活にどんな変化がありましたか?どんな選択肢が広がり、どんな発想の転換、視点の変化がありましたか?

 

学んだことで、自分と子どもを切り離して考える事ができ、心が楽になりました。

コミュニティの子育ての講座で「子どもは不完全なものではなく、一人の人間であり、自分の分身ではない」ということに気づくことができました。親の感情を子どもに押し付けてもいけないし、自分の選択肢を子どもに押し付けてもいけないことを学び、「自分と子どもは違うんだ」と、切り離すことができました。

子育てについて学ぶ前は、子どもに対していつも怒っていて、怒っている自分が嫌でした。

学んでいく中で色々なことに対して、「なぜ?」と問うことが増えました。そして、自分に対しても「なぜ怒っているんだろう」「今までの行動で気にいらないポイントは何だったんだろう?」など冷静に考えるようになりました。

また、子どもがなぜこの行動をしているのか、何が嫌なのか、何がしたいのか、という事をその都度考えられるようになってからは、感情で怒る事は少なくなったと感じています。自分の感情と向き合えるようになったことで、子どもとしっかり向き合うことができるようになりました。

 

●学んで楽になったこと、よかったことはありますか?

 

子どもに怒らなくなりました。そして自分の心に余裕ができてきました。それは、色々と「なぜ?」と自分に問いかける習慣ができたことで、見えてきたことです。

子どもが「イヤイヤ」いう状況でも、他の人や母親である私のことを困らせようと思ってわざとやっていることではないということ。子どもは子どもの感情があっての行動なんだな、と思えるようになりました。

 

●今まで迷っていたけれど、学ぶことでなくなった迷いはありましたか?

 

私は人の目が気になっていたので、何か行動するにも、自分や子どもたちが周りからどんな風に思われるのかということが不安ですごく恐れていました。なんで恐れているのかな?と考えながら、「子育ては人から評価されるものではない」という答えにたどり着きました。

誰かに素晴らしいと評価され、褒められるために母親になる、というものではないと思ってからは、あまり周りの目に気を取られないようになりました。

例えば、外で子どもが一人で階段登っている時や自転車で走っていると、周りから「危ないよ」と声かけられることもあるけれど、何か危険なことがあった時に自分で対処できると予想できる範疇であれば、子どもの好奇心を満たしてあげたいなと思っています。

 

 

● マザーズアースコミュニティで、円香さんは食についても学んでいるのでしょうか?

はい。自然派の食事について学び始めたのはコミュニティに入ってからでした。シンガポールでとある方の離乳食講座に出席した際、食べ物のこと、消化のことを教えてもらいました。

その時、どんな食材を選び、どのように食べるかは、子どもの健康・情緒のバランスに影響を与えるということを知りました。その講座の先生の紹介でマザーズアースコミュニティに参加したのですが、そこから自然派育児について、食についても少しずつ勉強を始めました。そんな中で、「子育て」と「食」がつながっていることが分かり、色んな観点から勉強を続けています。

 

● 自然食や自然派育児を学んでいて良かった事はなんでしょうか?

 

自然派育児をすることで、自分で生きるサバイバル能力がパワーアップしたと感じています。私が取りいれていることは、出来る範囲で食に気をつけることです。

具体的には、白砂糖やサラダ油は使わなくなったり、買うものに気をつけるようになりました。ストイックには出来る性格ではないし、自分に余裕がないときは手を抜くこともあるけれど、マーケットに行けばフレッシュなお野菜やお肉、魚に出会える!など自分の気持ちが楽になる範囲で取り入れています。

そして今まで買っていたものも、自分で作れるものは作ってみようと色々チャレンジしています。

また、家族が病気になった時にすぐに病院に行かず、家庭でお手当をするようになりました。日本に住んでいた頃は何かあるとすぐに病院に行っていましたが、シンガポールに来てから、病院代が高いために気軽に病院にいけないと思っていたころに、このコミュニティと出会い、勉強していくことで、自分でできるお手当について知ることができました。

例えば、咳が出たときは、薬に頼る前に、玉ねぎを枕元に置いたり、はちみつ大根を飲んだりしています。ホメオパシーのレメディをとりいれることもあります。病院に行く前に、まずは自分でできることを考えて、自分の力で治せるものは治そう、と心がけるようになりました。

 

 

●円香さんが、人生において大切にしていることは何ですか? 

 

自分の生き方として心がけていることは、常に学び続けるということです。なぜなら、これだけ情報が溢れている世の中だから、学ぶことは色々な場面で色んな時にできます。

そんな情報社会の中で、学んだ知識と経験をもとに自分で物事を選択していきたいと心がけています。そして、そんな姿を子供たちに見ていてもらいたいと思っています。

 

●円香さんから「学び続けたい」というキーワードが沢山出てきましたね。

 

はい。学び続けたい理由は、自分が未完成であると思っていること、知らないことを知るのが好きだからだと思っています。知らないことを知ったら、さらに良い選択ができるし、より良い生き方ができるんじゃないかと思います。

目指しているロールモデルは探し中ですが、色々な面でこういう風になりたいなって思う方たちはたくさんいます。そういう素敵なポイントを組み合わせて自分の理想はこれだと思えるものができるのかなと思います。そしてそんな理想の人間に近づきたいので学び続けるのは楽しいです。

 

 

● それでは、どんな母でありたいですか?

 

常に何かにチャレンジし続ける、マインドとフットワークの軽さを持っていたいと思っています。

勉強することもそうだけれども、何かを食べたいと思ったら、その物が食べられる場所に行くというフットワークの軽さだったり、おすすめされた食材食べてみたりと色んなものにチャレンジする母親でありたいと思っています。 

 

● 円香さんは、どういう未来を見て子育てをしていますか?

 

子どもたちが大きくなったら、子どもと親という立場でありながらも対等に話せるような関係でいたいと思っています。

例えば、子ども達より自分の方が人生経験年数は長いけれど、私の悩みを相談したいです。そして、子どもたちも何かあった時には、親に相談するというのができる関係でありたいです。子どもたちが何かで困っていたらすぐに話したい、聞いてほしいと思える親になりたいと思います。また、そういう未来を想像しながら子育てをしています。

 

● マザーズアースコミュニティについて感じていることはどんなことですか?

 

参加している人たちがとても魅力的です。皆さんの学ぶ姿勢から刺激をもらえています。インターネットで検索すれば色々な情報がある中で、対面で会って話をして、その人の声色や表情を見ながら学べること、物事をシェアでき、悩みを聞いてもらえるということはすごく心温まる場所だなと感じています。

 

● 素敵なお話、ありがとうございました!