自分の声を聞きながら自分の軸を作っていきたい

Mothers' Earth Spotlight vol.10

岡野祐貴さん

  

福島県出身。中学時代から社会人になってからもずっとスポーツを続ける。身体を動かすことと同じくらい食べることが大好き。そんな中マクロビオティックに出会う。そこで学んだことは8年経った今でも食生活の軸となっている。

妊娠時からはじめたヨガで心も身体も救われる。現在はそんなヨガの素晴らしさを伝えたいと思い、インストラクターを目指し勉強中。


 

自然派育児を始めたきっかけを教えて下さい。

 

8年前にマクロビオティックの勉強を始めて、それがきっかけで食にこだわりを持ち始めました。

その時出会った友達が素敵な自然派の子育てをしていたので、それに影響を受けて私もやってみたいと思いました。

 

マクロビオティックとは・・・穀物や野菜、海藻などを中心とする食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する考え方のこと

 

どうしてマクロビオティックを勉強しようと思ったのですか?

 

料理の事を学ぶことが好きで、作るのも好きでした。私が思うマクロビオティックのイメージが「玄米・野菜・陰陽で全てをいただく」というものでしたが、しっかり学びたいと思いマクロビオティックの料理教室を見つけ勉強しました。特に体調が悪かったわけでもありませんでしたが、マクロビオティックの考え方が好きで美味しかったので生活に取り入れたいと思いました。

 

学び始めてからの変化はありましたか?

 

本物の美味しさが分かるようになりました。例えば調味料を変えていくと、それだけで美味しく感じられるようになりました。厳格なマクロビオティックをしていたわけではないけれど、お肉をやめて野菜をいっぱいにすると夫の体重が減り、健康状態も良くなりました。健康になって喜ぶ夫をみて、私も嬉しくなりました。

 

 他に自分自身の変化もありましたか?

 

食生活が少しブレても戻ってくる場所が見つかりました。マクロビオティックを学んだことで、自分が戻れる軸を見つけることが出来てすごく楽になり、振り回されることがなくなりました。

 

軸とは具体的にどういうことですか?

 

「これを食べたら体がこっちに傾く、これを食べたら元に戻る」というイメージです。こういうことを知っていると、例えば自分が普段気を付けている範囲外のものを食べてもその場の雰囲気を楽しむことができ、罪悪感はなくなります。また食を戻してあげればオッケーです。自分がハッピーでいることが大切だと感じています。

食についてはブレない軸が定まってきましたが、人生においての軸を定めていくのは引き続き取り組んでいることです。

 

 

 

 

食を変えてハッピーに感じることはありますか?

 

人間は食べた物の様になると思っています。例えば、育たないものばかりを食べていたら心は育たないと思います。丁寧に育てられた野菜を食べたら、そういう気持ちになれるのです。そして料理を作るときの気持ちも影響しますね。

食べ方は生き方と共感しているので、食べた物が自分を作るのだと思っています。なので丁寧に作られている物を食べて心穏やかになりたいし、美味しいものをいただくと幸せになります。食べることが好きだから作るのも好きだし、人に食べてもらって笑顔を見るのもとても幸せに感じます。

 

食について学んだ知識を人と共有することはありますか?

 

はい、周りの人と食について話す中でも気づくことが沢山あります。人と話すことで、固定概念はなくていいのだと学びました。深く学んで実践している人を見て「もっと、ああしたい、こうしたい」という考えが自分の中にありましたが、それは必ずしも自分に必要なことではないこと、人それぞれ必要なものは同じではなく、同じにすることがかえって自分の首を絞めていることがあるのだと知ることができました。

学ぶことで新たな発見や、自分にはない知識が増えます。これっていいんだ!と思えた物を、実際に作ってみて、美味しくて、それをまた人に伝えたいと思ったりもします。

ただ、人に伝えるのは苦手という意識もあります。マクロビオティックを勉強していた時に、同じ思いの人たちでサークルを組んで、マクロビオティックの勉強会などを開催していましたが、その時も裏方にまわっていました。でも今後は自分でもアウトプットをしていきたい、という気持ちがあることは大切にしていきたいですね。

 

学んだり人と話した後は、お買い物に行っても新しいものに目がいったりしますよね。

 

以前は「シンガポールの食材ってどうなんだろう?」って思う自分もいました。それは未知だったからですが、今はローカル食材も使うようになりました。ローカルのものも体験して、時には失敗などもして、学ぶことが大切だなと思います。

 

食の知識がつくことで選択の基準ができるイメージがあるのですが、祐貴さんが考える「生活に何を取り入れるか」というルールはありますか?

 

シンプルに「美味しいか、美味しくないか」です。簡単かどうか、楽かどうかも毎日の生活において大事なポイントですね。また、自分の声をちゃんと聞くように心がけています。実は以前は「身体に良いから食べよう」と無理をして食べることもありました。もともと我慢強いタイプで、我慢して色々続けることがありましたが、今は自分を解放してあげられるようになりました。自分では気付かないうちに制限をしていたみたいです。それを少しずつ取り外していったらすごく楽になりました。今は身体が欲しているものを食べようと身体からの声を素直に受け入れられています。引き続き、自分の野生の勘もみがいていきたいです。

 

食について学ぶ人の壁として、今までしていたことや親の教えを否定しなければいけないことがあるように感じますが、祐貴さんの中に葛藤はありましたか?

 

私は否定しなかった様に思います。色々勉強していく中で、過去好んで摂っていたものが今はあまりよくないと知りましたが、摂ったものはしょうがないと思いました。でももしかしたらそれは、過去を見たくなかっただけなのかもしれませんね。もし向き合っていたら、どうして摂ったのか?という気持ちになるのかもしれませんが、そういう感情に蓋をしてきたのかもしれません。

私は、夫にも「前だけを見ているね」と言われます。過去を見るのが怖いだけなのかもしれませんが、今後のことを前向きに考えていきたいと思っています。

 

祐貴さんは人としてどうありたいですか?

 

肝っ玉の据わった、かあちゃんになりたいです。「元始、女性は太陽だった」という言葉がありますよね。そんな女性になりたいです。

 

素敵です!祐貴さんは太陽として誰を照らしたいですか?

 

今は夫ですね。本当に私を支えてくれている人であり、何でもおいしいと食べてくれ、食への理解もあります。主人は料理ができる人ですがあまり台所に入らないようになって、私を信じて任せてくれるようになりました。そんな夫を照らしている私をみて、子供に何か感じてほしいと思いますね。 

 

 

 マザースアースコミュニティについては、どう感じていますか?

 

「こんなコミュニティーが、シンガポールであったんだ!」という存在です。沢山のお母さんの背中を押している場だと思います。主催者の菜穂子さんが「こういうコミュニティがあったらいいな、でもないから作ろう!」と思い立った決断はすごいですね!みんな学んだことを持ち帰って実践でき、引きこもって子育てしていた私にとってはいいご縁をもらった場所です。

 

 今後やりたいことはありますか?

 

今、勉強しているヨガでお母さんを幸せにしたいなぁと思っています。自分の身体の声を聞くようになって、続けたいと思えたのがヨガでした。私自身、産前産後はヨガですごく助けられた経験もあります。骨盤がしっかり戻って、体が楽になりましたし、なにより心の解放ができるようもなりました。ヨガで心と身体の両方をリラックスするお手伝いをできたらと思っています。

 

 

素敵なお話、ありがとうございました!

    今後の活躍も期待しています!!